働くことのあれこれを綴るブログ

働き方改革やら労働問題に関わるコトなどについて書き綴ります

80歳まで仕事をするのが当たり前になるという話

 

人材論、組織論の世界的権威と呼ばれる

ロンドン・ビジネススクール

リンダ・グラットン教授という働き方に

関するカリスマがいます。

 

著書には『ライフシフト』があり、

これは世界で大ヒットしています。

 

私も読みましたが将来を考えるうえで

非常に考えさせられる内容でした。

 

この教授によると近い将来、

特に日本などの先進国ではさらに寿命が

伸びるため、

 

「100年生きて80歳まで働く時代」が

やってくるだろう、と教授は予測して

いるのです。

 

これまでの「80年生きて60歳まで働く時代」

よりも、仕事をする期間が20年も長くなる

というのです。

 

これはもう、誰もが仕事について

今一度真剣に考えたほうがいいのではと

思ってしまいますね。

 

これからの時代はテクノロジーの発達や

少子化による人口減により、今までよりも

確実に変化が激しくなると思われます。

安泰な企業なんてないに等しいでしょう。

 

そこで教授が言うには、

 

そのため必然的に働きかたのパターンも

変わっていかざるを得なくなり、

 

例えば、若いときにまず一つの分野の

プロとなって、中年期にはまた別の分野に

移って仕事をし、

 

従来なら引退する60歳前後で

新たなビジネスを始めて“小規模起業家”

になる。

 

その間、何度か1年間程度の長期休暇を取る

 

といったケースが当たり前に

なるそうです。

 

教授が強調しているのは、

人々が長期間働くようになる

未来社会では「レジリエンス」が

とても重要になるということです。

 

レジリエンスとは「精神的な回復力」や

「心の復元力」といった意味で、

 

苦しい状況に追い込まれても

挽回する心身の活力があることを

指すそうです。

 

人間が80歳まで仕事をする時代には、

一度はつらい状態に陥っても、

 

やがて回復する力を持ち続けることが

欠かせない、というわけです。

 

いっそう長くなる仕事人生、

失敗やつらい状況に陥ることのない人

なんてほとんどいないでしょう。

 

挑戦しているほど、失敗しているはずです。

 

そんな時に、へこんでも落ち込んでも

また復活し立ち上がって前に進むこと

 

この力が非常に重要になるということです。

 

どんな状況になっても起きてまた歩き出せば

結局は前に進んでいけるという事ですね。

 

40代でもまだ30年以上仕事人生が

あるということはまだ折り返し地点までも

いってないということなので

 

今までとまったく違う世界になって

くるんだなと思わずにはいられないですね。