働くことのあれこれを綴るブログ

働き方改革やら労働問題に関わるコトなどについて書き綴ります

早期退職がこれから大いに流行りそうだという話

東京商工リサーチは10月9日、

2019年1月から9月における上場企業の

希望・早期退職の実施状況に関する

調査結果を発表しました。

 

同社によると、

2019年1月から9月までに

希望・早期退職者の募集実施を

公表したのは27社だったということです。

 

募集人数は合計1万342人に達し、

過去最高の2013年(1-12月、1万782人)に

迫っているのです。

 

早期希望退職者の募集人数の

最多は富士通の2850人となっていて、

 

ルネサスエレクトロニクスの約1500人、

経営再建中のジャパンディスプレイ

約1200人、子会社の売却、

事業など選択・集中を進める

東芝の1060人と続くきます。

 

ここへきて、早期退職ラッシュ

になってきているのです。

 

今までだと、この早期退職の

対象になっている40過ぎぐらいの

年齢は、残り10年ぐらいだから

まあここにしがみついとくか

みたいな空気がありましたが

 

このところは、人生100年時代などと

言われていて、75歳ぐらいまで働く

としても40歳から30年もまだ働かねば

ならないのです。

 

そうなると、40歳ぐらいで一度

転職するのも、人生を見つめ直す意味でも

ちょうどいい頃合いかなとも

思います。

 

あと30年もあれば、新しいこと初めても

やりようによっては、1流になれそうです。

 

経営危機に際した崖っぷちの

リストラと違い、黒字のうちの

リストラならばまだかなりの好条件が

出ていることもあり、この辺も

後押ししている一因でしょう。

 

退職金と合わせれば

年収の2倍以上が加算されるのでは

ないでしょうか。

 

 企業にもよりますが

最近は転職支援プログラムなるものも

あり、企業も支援してくれるのです。

 

しかも、今や売り手市場です。

 

こういった点を考えると今動くのは

ありだという結果になるのでしょう。


というわけで、

経団連も今年に入り終身雇用は

維持できない宣言を発表したことですし、

 

これからはまだ黒字にもかかわらず、

大規模な早期退職の募集が

大いに流行りそうです。

 

時代の流れからして、

検討するのはありだと思われます。