ホテルや旅館のアメニティ業界に大異変が起きている件
そろそろ夏休みが始まるということで、
旅行に行く方はホテルや旅館の予約はお済みかもしれません。
このホテルや旅館のアメニティが今
大変なことになっているようです。
備え付けの石鹸やシャンプー、はたまた
歯ブラシに、クシなど、女性客には、
使い切りの化粧水や乳液などが用意されている
ホテルもありますね。
なぜ大変なことになっているかというと、
資生堂が国内のホテルや旅館向けのシャンプー
などの業務用化粧品・香り商品の販売から
撤退してしまったからなのです。
アメニティ事業から完全に撤退したのは
昨年(2018年)12月のことですが、
その余波が半年経った今もアメニティ業界に
混乱をもたらしているのです。
資生堂が撤退した理由は、
アメニティ業界は価格競争が激しく、
昨今の物流費の高騰により採算が
とれなく将来的にも儲からないだろうと
いうことで撤退したようです。
その資生堂はこういったホテル、旅館のアメニティのシェアが50%近くあったようです。
なので、ここが一気になくなってしまったので
その受け皿が見つからない、または
業界2位のPOLAなどに切り替えている
ところもあるようですが生産が
間に合わないといった状況になっている
ようです。
2020年の東京オリンピック開催に向けて
ホテルの建設ラッシュが続いているにも
かかわらず、この混乱の解決の糸口は
いまだに見えてこないようです。
これはチャンスとばかりに
どこかの企業が入ってくるのでしょうか。
または、もうアメニティグッズは別売り
にするとかになるのでしょうか。
これから、ホテルや旅館に泊まる方は
このへんを観察してみてみると
面白いかもしれません。